12月議会報告(その3 コミュニティ交通の充実)
有馬・東有馬コミュニティ交通について、運行実験などを踏まえた課題について質問。金子まちづくり局長は、「地元協議会においては、前回の運行実験で用いた大型バスや運行ルートを前提とした改善計画では、利用者の増加や、事業性の向上は困難との意見が多く、現在、今後の取り組みの方向性について協議会として検討が進められている。本市として、その検討結果を踏まえ、地元協議会の主体的な取り組みに対して適切な助言などを行ってまいりたい」と答弁。
これに対し、私は「採算性を求める方法では、限界がある。運行閉扉への補助が必要」として、コミュニティ交通への支援策の見直しの検討を求めました。金子まちづくり局長は、「継続性や公平性の観点から受益者負担を原則として、有効性や採算性を確認しながら地域にふさわしい交通システムの導入を目指す」として、「受益者負担」とする答弁に止まりました。
私は、「コミュニティ交通は、移動権の保障という行政の重要な役割であると同時に、地域経済への波及効果、また、移動が困難な方の社会参加を保障することにより、市民の健康増進も図られるなど、運行の収益には表すことのできない効果がある」として、広い視野からの事業の位置づけを求めました。