石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

6月23日6月議会一般質問を行いました。(③市営住宅の耐震対策について④コミュニティー交通の支援策について)

2008,06,24, Tuesday

6月23日一般質問で取り上げたテーマについて、2回目の今回は、③市営住宅の耐震対策④コミュニティー交通の支援策のことについて、報告します。
一般質問のテーマは以下の通りです。
①生活保護受給者の通院費について
②向丘出張所の再編整備について
③市営住宅の耐震対策について
④コミュニティー交通の支援策について
⑤向ヶ丘遊園駅~おし沼間の開通に伴う、バス路線の新設について
⑥浄水場入口バス停の安全対策について
③市営住宅の耐震対策について
市営住宅の耐震対策について、5月28日まちづくり委員会委員会で耐震診断の結果が発表され、有馬第1住宅の5号棟が「震度6強~7程度で倒壊、または、崩壊する危険性が高い」とされたAランク,その他の棟がBランク、菅生住宅の2棟はBランク、有馬第3、南平、清水台、鷲ヶ峰西は改善の必要なし、鷲ヶ峰は現在設計中、その他の宮前区宮内の市営住宅は今年度調査となっています。
まず、住民への十分な説明と工事の生活への影響について質しました。まちづくり局長は、改修方法につて、「外付けの補強部材の取り付けや、外壁の厚さを増すなどの方法を検討している」「工事に伴う生活への影響につきましては、入居者へ十分な説明を行い、安全に配慮し、施工してまいりたい」と答弁。
石川議員は「住みながらの改善ですので、お住まいになっている方の要望をよく伺いながら、できるだけ、住環境に配慮しながら対策を講じるよう」求めました。また、速やかに作業を進めるために、市職員の体制を十分取るよう求めました。
④市がコミュニティー交通の支援策
「川崎市コミュニティー交通導入の支援及び補助金交付に関する要綱」で、「運行経費については、受益者負担を原則とするが、本格運行開始当初に大きな負担となる初期車両購入費等については、補助を行うこととした。」ことに対し、持続可能な運行を行うためには、「運行経費にも補助すべき」と求めました。
まちづくり局長は「初期車両購入費などの支出額を、全額、交通事業者や自治会が賄うことは難しく、行政の補助がない場合、運行を開始することは困難な状況となっております」と市の支援の必要性は認めたものの、あくまでも、初期投資に対する支援にとどまる答弁を繰り返しました。石川市議は「支援の在り方は、これまでも変わってきました。今後、運行が行われる中で、実態に見合った支援策へと充実させていくことを強く求める。」としました。
(私のコメント)
市営住宅の耐震対策について
新聞の報道で、「自分の住んでいるところが、危険だと言われびっくりし」有馬第一住宅にお住まいの方の率直な感想です。当初、住民への十分な説明がなされず、不安だけが広がっていたのを受けて質問しました。危険だといわれるAランクは平成22年までに改善、Bランクは平成27年迄に対策を講じるとされています。実際、済んだままでの工事になることから、生活に与える影響が心配されます。
コミュニティー交通について
高台にある県営住宅、周辺はきつい坂道と狭い道幅に阻まれ、バス路線の整備が困難な地域です。この地域への交通手段の確保は、長年の住民・自治会の悲願でした。区役所と協働ですすめた、コミュニティー交通の方法は、自治会が自主的に運営するというものでした。市の財政的支援は、初期投資(車の購入など)に限定されています。私はこれまでの地元の皆さんの努力とご苦労にこたえるためにも、また、持続可能な運行を保証するためにも、他の自治体でも行われている、運行経費への補助を引き続き求めていきたいと思います。