石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

3月予算議会での質問のご報告

2009,04,13, Monday

3月11日、2009年度予算特別委員会において質問を行いました。
区役所・支所・出張所の機能再編問題について
○区役所周辺へのアクセス改善を求めました。
宮前区役所周辺には、「市民館・図書館・福祉事務所・保健所・消防署・警察署などが集中しており、それらの施設への交通アクセスの改善は、最も重要な市民サービスの課題」あると指摘、市の見解を求めました。総合企画局長は「利用者の状況などを踏まえながら関係局区と検討してまいりたい。」と答弁。阿部市長も「区役所周辺地区へのアクセスにつきましては、時間を要する地域もあるが、市民協働拠点としての区役所をさらに活用してtる答弁を行いました。
(石川けんじのコメント)
出張所の届け出業務を廃止し、区役所に統合する計画が進んでいます。届け出業務の利用者は40人程度と市は影響が少ないといいますが、そもそも、区役所自体、不便な所にあります。しかも、その周辺には、さまざまな公的機関があり、向丘地域の住民だけでなく、区内全域から、アクセスの改善が求められています。今回の質問は、改善についての市の考えを質したものですが、今後、具体的な改善点について、区民の皆さんと運動を進めていきたいと思います。
わくわくプラザの改善と学童保育への支援について
○指定管理者の更新については、同一の指定管理者の運営継続も検討。
子ども文化センターやわくわくプラザなどを運営する事業者の更新が2011年に行われます。石川議員は「事業と職員の継続性・安定性について担保すべき」との質問に対し、子ども本部長は「対人サービスが主体が主体の施設」であり、「公募を原則としながら、公募を経ることなく、同一の指定管理者の運営継続も検討してまいりたい。」と答弁。
○大規模わくわくプラザにスタッフリーダーを複数配置することになりました。
わくわくプラザの大規模化への対応について、「施設の拡大だけでなく正規職員であるスタッフリーダーの複数配置を」との石川議員の求めに対し、子ども本部長は「高津小学校わくわくプラザで、プラザ室を増築し、スタッフリーダーを2名配置した。」「土橋小、南生田小のわくわくプラザについては、学校敷地内のスペース等、物理的に困難な状況にあることから、スタッフリーダーを2名配置するなど検討する。」と答えました。
国の「安心こども基金」を利用し、自主学童保育整備に補助を求めました。

政府の創設した「安心こども基金」(1000億円の基金)が、民間アパートを学童保育に転用する場合にも使えるとされていることから、「本市でも新設・分割を行う自主学童保育に支援すべき」に活用すべきと求めました。子ども本部長は「民間アパートなどを転用する事業を計画に含める予定はない。」と財政的支援を行う考えのない答弁を行いました。石川議員は、全児童対策である「わくわくプラザ事業」と就労等で昼間保護者のいない児童を対象とした「学童保育事業」を共に進めるよう求め、保護者負担の重い自主学童保育への財政的支援を改めて求めました。
公共事業の早期発注と平準化について
○建設局関連で新年度約25%(件数ベース)の見込み
不況下で苦しむ市内建設業の仕事おこしのために、新年度当初の4~6月の工事の早期発注を求めたのに対し、建設局長は「昨年10月から調整を進め、第1・四半期(4~6月)について、件数ベースで年間執行予定の25%を見込んでいる」と答えました。石川議員は、10月からの準備で、早期発注を実現した。早期の準備で各局とも早期発注と平準化を一層進めるよう求めました。
地球温暖化対策について

○市の「温暖化対策条例(検討中)」で事業者の排出量の実態把握を行う。
神奈川県や横浜市が提案している温暖化対策の条例では、大規模事業者に対し「事業活動温暖化対策計画書」の提出の義務化、公表で事業活動による温室効果ガスの削減に向けたとりくみがなされています。石川議員は産業部門の削減目標を明確にするとともに、排出実態の把握を行うよう求めました。環境局長は「環境審議会温暖化対策特別委員会において、部門別削減目標についても、検討していただく」「市の温暖化対策条例に、削減の取り組み促進と、排出の実態を把握するための、温暖化対策計画書制度を創設する考えだ」と答弁しました。