石川けんじ
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街路樹の点検は大丈夫か?

鷺沼駅街路樹 001枝の落下事故を起こしたけやきの木。

4月16日に起きた街路樹の枝が落下して、女児が頭の骨の折れる重症を負った事故に、とてもショックを受けました。被害にあわれた女の子とご家族に心よりお見舞いを申し上げるとともに。一日も早く回復することをご祈念いたします。

宮前区の街路樹は40年近く経過した樹木も多く、植え替えの時期を迎えたものも少なくありません。現在、市が管理する街路樹は、宮前区内で7,124本です。

鷺沼周辺の街路樹は、これまでに、樹木医も入れ点検を行い、倒木の危険性のある樹木は根元から伐採、植え替えをしています。街路樹の植え替えは、地元の景観にも大きく影響するため、地元自治会とも協議して決められますが、この事故を契機に、再度、職員による点検を行ったということです。高いところの枝の伸び具合など手入れを必要とするところもあったとのことですが、現状に見合った管理になっているのか検証が必要です。 また、民間が管理している樹木の安全性については、盲点となっていたと思います。

宮前区は田園都市線の開通に伴い発展してきた街です。開通は、1966年4月で今年で48年目を迎えます。当時の街路樹も更新の時期を迎えていると言えます。外観からだけでは分かり辛い樹木の健康。市の職員の中の専門職の力も生かし、まちの安全を確保し、事故の再発防止対策をしっかり講じることが必要です。