衆議院選挙結果で心配な政治の右傾化
衆議院選挙は、自民党が議席を大きく伸ばす結果となりました。マスコミの中にも政治の右傾化について指摘をする見出しを掲げています。
私もこれまでたくさんの市民の方とお話してきましたが、選挙の結果とまちの声とのかい離を感じざるを得ません。
たとえば、原発の問題もそうです。多くの人は原発はやめるべきと考えています。しかし、自民党の政策は再稼働を認めるもので、もっとも、国民の声から遠い政策を掲げていました。
消費税の問題では、世論調査でも、増税反対が過半数を占めるのに、その推進役である自民党が議席を増やしました。
議席を増やしたといっても、小選挙区制の問題もあり、多くの国民の意思は切り捨てられています。また、最低の投票率も、今の政治への怒りや失望の表れかもしれません。
私もひるんでいるわけにはいきません。国会での勢力分布が国民の意思を正しく反映できない中で、国政を動かすさらに大きな運動が必要です。
とりわけ、憲法改悪ができる国会状況の中で、気を緩めれば、いつ戦争をする国にさせられるかもしれません。
私はよく思うんですが、「仕方がない」で済む問題と済まない問題があります。消費税も原発もTPPも、そして、憲法も、決して「仕方がない」では済まない問題です。わたしも、より一層、運動の輪を広げるために頑張らなければなりません。
「さすがは、90年鍛え抜かれてきた政党だ」と言われるように、国民・市民の声が政治に生きるよう、頑張りたいと思います。