2019年度決算特別委員会報告⑤羽田連絡道路について
総事業費300億円の羽田連絡道路について、これまでも無駄な大規模事業として中止を求めてきましたが、作られた橋げたによって、「環境保全地域」として、人が足を踏み入れることができない保全地域の干潟の形状が変わってしまい、当初懸念されていた、貴重な自然環境への影響が明らかになりました。
私は、「昨年の台風により、生態系保持空間の日が干潟の形状が変わったが、橋脚による影響があるのではないか」との質問に、建設緑政局広域道路整備室担当課長は、「台風直後の調査では、広範囲にわたり干潟の形状が変化しており、橋脚周辺についても、土砂の堆積や洗堀が生じている。河川管理者や有識者で構成する『河川河口の環境アドバイザー会議』に調査結果を報告し、橋脚の影響などを含め、環境保全に向けた取り組みを進める」と答えました。私は「「生態系保持空間の間近に建造物を作り、干潟の存在そのものに影響を与えるとしたら、大きな問題だ」と指摘し、「引き続き検証が必要」としました。
(橋脚が作られる前の干潟の形) (橋脚(黒い実線)ができた後の干潟の形)