3月10日川崎市の予算特別委員会で①宮前区役所のアクセスと野川南台コミュニティ交通への支援②宮崎台駅周辺のマンション開発と教育・保育などインフラ整備について③向丘遊園駅とたまプラーザ駅のバス路線の新設などバス路線について質問しました。(その1)
①宮前区役所のアクセスと野川南台コミュニティ交通への支援について
宮前区役所へのアクセスの改善について、取り組み状況と今後のスケジュールについて質しました。野本紀子宮前区長は「2014年度は区役所周辺に路線ごとに点在しているバス停留所の集約について、区役所の敷地や周辺の道路状況などの把握と課題整理等を行い、年度内に調査報告書を取りまとめる予定」「新年度については、調査結果を踏まえ、関係局や交通事業者など関係機関と調整・検討を進める」と答えました。区役所にバスターミナル機能を整備することで、向丘地域からのバス路線を区役所経由で宮前平駅につなげるなど、区役所へのアクセス改善につなげてゆきたいと思います。
野川南台住宅のコミュニティ交通「みらい号」への支援について、現状の課題と支援策について質しました。野本紀子宮前区長は、課題として「車両の老朽化や新たな担い手不足など、様々な課題がある」「今年度は、隣接町会の方々と協議の場を設け、利用者の拡大や新たな担い手の確保等につながる可能性も出てきた」と答弁。「区として側面から支援してまいりたい」としました。
私は、「みらい号は今年7月で満7年となり、車両の買い替え時期を迎えている。他地区のコミュニティ交通(事業者による運行)では、車両の買い替え費への支援があることから、『みらい号』への車両購入費の補助の枠組みをまちづくり局として検討すべき」と質しました。金子督まちづくり局長は「当該コミュニティ交通への支援につきましては、運行形態の見直しも含めた検討が必要」とし、まちづくり局として「宮前区と連携して、その取り組みを支援してまいりたい」と答弁しました。「運行形態の見直し」とは、事業者による有償運行への移行を意味しますが、野川南台地域では、当初、事業化の検討がなされ、道路環境など課題があり、事業化が出来なかった経過があることから、事業化には道路の改善など時間が必要です。私は、同じように市の施策の中で進められてきた事業であり「事業化が図られていなくても、地域に必要なコミュニティ交通であることには変わりなく、その意味からも、車両の買い替え費用などの支援の枠組みを拡げるよう求めました。