「待機児童、大幅減」というけれど、カウントされない待機児童の実態
今日(5月28日)の市民委員会で今年度の保育所待機児童数の報告がありました。すでに、新聞でも報道されているように、今年4月1日時点の川崎市の保育所待機児童数は、62名で昨年同時期の438名と比較し、大幅に減少したとしています。しかし、待機児童のカウントには、以下の人は入りません。
市の保育施策で対応している児童数 1500名 ・川崎認定保育園等対応児童 995名 ・家庭保育福祉員(保育ママ)対応児童 89名 ・おなかま保育室対応児童 290名 ・一時保育対応児童 119名 ・幼稚園預かり保育園対応児童 7名
産休・育休中の申請者数 433名
第1希望のみ等の申請者数 409名
主に自宅で求職活動を行う申請者数 166名
太文字の合計は2508名にのぼり、少なくとも、市の支援が受けられていない「産休・育休中」「第1希望のみ」「求職中」などは、待機児童に加え、保育を必要とする児童に対し、市の責任を果たすべきです。国の基準で示した待機児童ゼロの目標は、通過点に過ぎず、本当の意味での待機児解消とは、保育を必要とする児童に保育を提供することです。
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4月1日時点で「産休・育休中の申請者 433名」「第1希望のみ等の申請者 409名」「自宅で求職活動を行う申請者 166名