「宮前区に二つ目の図書館」などを求めた請願審査は否決。日本共産党は賛成の立場から採択を求めました。
少し前になりますが、図書館・市民館・区役所移転の問題との関係で、大切な審議だったので、報告します。
2月14日の文教委員会(日本共産党は勝又光江市議、片柳進議員)において、「川崎の文化と図書館を発展させる会(代表 佐々木勝男)」の提出した「川崎市の図書館の振興にかかわる請願」を審査しました。
この請願は①現在の宮前区の図書館・市民館を生かし、区内2つ目の図書館・市民館を建設すること②現在進められている(仮称)今後の図書館の在り方」を市民・専門家による委員会を設置し、行政と市民で検討し、基本計画を策定する③図書館法の趣旨を尊重し、図書館の運営形態は、市の直営を原則とすることなどを求めたものです。
日本共産党は、「川崎市では、ここ15年、13館のまま。さいたま市では、15館から25館に増やしている。宮前区とほぼ同じ人口(23万人)の調布市は11館整備されており、市民一人当たりの貸出冊数は、本市4.25冊に対し、11.2冊と大きな開きがある。宮前区と中原区に図書館を増やすべき」と請願採択を求めましたが、少数否決となりました。
今後のスケジュールについて、市は移転に伴う「新しい市民館・図書館のあり方」について、5月に基本計画(案)を策定し、6月にパブリックコメント、8月に計画策定を目指しています。石川けんじ市議は、現在の図書館・市民館を残し、鷺沼駅前には、図書館・市民館の分館を整備すべきと求めています。