石川けんじ
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2014年度決算特別委員会③緑地保全対策の強化を

斜面地が切り崩され失われていく緑地。川崎市の緑地保全は“緑の環境を守る”と共に、土砂災害など災害からまちを守る大切な機能があります。そこで、市の緑地の保全の現状と課題について質しました。

○緑地保全を上回る開発による緑の喪失

私が緑地の現状について質したのに対し、建設緑政局みどりの保全整備課長は、「2006年度に約495haあった山林原野面積は、2013年度には446haになり、7年間で約49ha減少している」「緑地保全面積は、(同時期の)7年間で約46.8haの保全を行った」と答え、開発による緑地保全が保全面積を上回っていることが明らかになりました。

 

2006年度

・・・

2009年度

2010年度

2011年度

2012年度

2013年度

山林原野

495

・・・

473

467

461

450

446

田畑

675

・・・

473

467

461

450

446

保全面積

180.6

・・・

209.5

210.7

215.4

222.0

227.4

(表1)土地利用の推移と保全面積の推移

○市の「緑の基本計画」を達成するためにも、保全のスピードアップを

市は「緑の基本計画(2006年度~17年度)」の12年間で90haの緑地保全を行う計画です。今後、倍のスピードで保全を行うことが必要です。私は目標達成のための対策を質しました。緑政部長は「目標達成に向けて努めてまいりたい」と答えました。私は「緑地の買取には3分の1の国庫補助がつくが、タイミングが大切」で、開発圧力に負けない取り組みが必要」「農地の保全も含め全庁的な取り組みを」と求めました。