中原区西加瀬の「ワンルームマンション計画の変更を求める請願」は継続審査。日本共産党は趣旨採択を求めました。
中原区西加瀬に建設中の「(仮称)中原区西加瀬マンション」は、5階建て109戸のワンルームマンションです。狭い中廊下を挟んで26室の部屋が並びます(2・3階)。マンションそのものは分譲ですが、オーナーが賃貸として貸し出すなど、実際の居住者は賃貸での利用になるといわれています。いわば、投資目的のマンションといえます。
川崎市では、このところ、ワンルームマンションの建設が増え、100戸以上のワンルームマンションは、2013年度に着工された件数は2件、2014年度は「西加瀬マンション」を含めて6件と増えています。
今年6月の日本共産党川崎市議団の代表質問では、ワンルームマンションの規制について取り上げ金子督まちづくり局長は、「本市要綱に基づく届出件数が急増していることから、今後実態調査により現状把握を行うとともに、他都市の事例を踏まえ、管理基準について検証してまいりたい」と答えていました。今回の質問で12月までには条例化も含め議会に提案できるよう準備していることが明らかになり、私は今回の案件に対しても、新たな基準などを踏まえた指導を行うよう求めました。
豊島区では、「狭小住戸集合住宅税」の課税を行い、狭小な住戸を有する集合住宅の建設を抑制しています。また、横浜市でも、「管理人の配置を6時間以上(川崎市は2時間)」と定めたり、プライバシー保護策も取られています。本市でも、せめて横浜並みの対策が必要です。
審査は、日本共産党の2名と無所属1名が趣旨採択を求めましたが、他の議員が「継続」を主張、採択の結果「継続審査」となりました。