阿部市長は今期限り。代表質問で答弁。
9月11日、9月議会の自民党の代表質問に答えて、阿部市長が、市長選挙に立候補せず、今期までと答弁しました。
阿部市長の12年間は、日本共産党市議団が発表している「川崎・阿部市政黒書2013年度版」でも解明していますが、「財政難」をあおりながら、市民と行政が築き上げてきた川崎の優れた福祉をことごとく削減して、臨海部など大規模開発につぎ込んできた12年間と言えます。
削ってきた住民の福祉は「バスの敬老パスを廃止・有料化」「老人医療費助成制度の廃止」「在宅寝たきり高齢者介護援助手当の廃止」「重度障がい者等への入院時食事代補助の廃止」「結核・精神障がい者の医療付加金助成の廃止」など、あげればきりがありません。
また、「行財政改革」の名のもとに、10年間で2733人もの職員を削減。その中身は、公立保育園の保育士・職員が591人、ごみの収集・処理部門で498人など「民生」「衛生」など、私たちの生活に密着した職員部門を大幅に減らしてしまいました。行政のサービスで大切なのは、市民の相談や課題に対して、市の職員が専門知識を使って、応えてゆくことにあると思います。保育事業などは、こうした専門性が最も必要とされる分野です。こうした部門にも、容赦なく職員削減を進めてきた阿部市政は、市民には、とても冷たい市政をつくっています。
国政では安倍内閣によって、国民に一層負担とおしてける国政が進められています。市民を守る地方自治体の役割が問われています。現在の市政を継続するのではなく、君嶋ちか子さんとともに、市民本位の市政をつくらなければならないと、改めて思いました。